区のみどころ

香取区の玄関ともいえる小浜公園は、桜の名所となっており、春には多くの花見客が満開桜を満喫する。

香取区には庚申堂があり、毎年、7月には名物「こんにゃく」で知られる庚申堂大祭が行われ、区民だけでなく近くの方も楽しみにしている。

最近は、各種団体とコラボして「町屋deカフェ」も同時に開催され昔ながらの縁日風の通りに多くの方が来られ賑わっている。

出し物の由来

香取区の神輿は、明治になって祇園祭から放生祭に変わった後、行列に加わったと伝えられている。「若狭小浜の祭礼と山車の変遷」垣東敏博著に、香取区の神輿が明治 39年の放生会の行列順序の先頭であったと記されている。そもそも香取区の神輿は、八幡神社にあった老朽化した 2体の神輿を譲り受け、解体して良い部分のみを使用し、1体に組み直すという大修理を施して現在の姿になった。新造以上の莫大な巨費が投じられたと伝えられている。以来、当区において市中を巡行し、神霊をお慰めするに従い、祭礼には八幡神社のご神体を奉戴し各区を巡回することとなった。

昭和の 30年代初めまでは、9月14日、15日の両日巡行し、14日は神輿にご神体奉戴のため区内で仮安置所組立、女性の方には炊き出し、男性は交代で不寝番をたて警護に当たったものである。昭和 53年に、酒井区にあった子供神輿を買い受け、数年親子神輿としてj巡行したこともあったが、少子高齢化の影響で、現在、子供神輿は本陣の飾りとなり、大人神輿も近年は担ぎ手が不足しており多数の区からの応援を得て出陣している。

出し物のみどころ

各区の出し物の中で香取区が唯一の神輿であり、八幡神社の御神体を奉戴し、小浜地区内の安全を祈願して市中を巡行する。

第一の見所は、巡行を終え八幡神社に御神体をお返しする宮入であろう。石の大鳥居から木の大鳥居までの間を 3回往復するが、担ぎ手が最後の力を出し切って勢いよく担ぎながら走り抜けていく時、見物人が思わず後ずさりしてしまうほどの迫力があり圧巻である。その他、御神体を賜り市中を巡行するが、巡行の際、交差点等でそのまま通り過ぎずに、担ぎ手が前後左右に行ったり来たりと練る様子や、本陣などで神輿を 3度担ぎ上げるのも必見である。

私と放生祭

松坂光洋(47歳)

放生祭で神輿の見所はと言えば、お旅所での出入と、八幡神社に戻る時です。見物客の前で神輿が練り歩きますが、見物客の目前まで神輿が迫ってくる迫力は、凄まじいものだと思います。中でも、八幡神社に戻る時は鬼気迫るものがあります。「神様が社に戻りたくない。まだ、祭を楽しみたい。でも、戻って頂く。」と言う意味で、行ったり来たりを行いますが、鳥居と鳥居の間(50m程でしょうか)を小走りに練りながら往復する時だけは、神輿に関わっている人 全てが熱くなります。担ぎ手に、何度「走らないで」と注意しても、小走りになり、それを止めようとする人も必死です。その年によって、行き来する回数は違いますが、若手が多い年や、祭が好きな方が多い年は回数が多いような。それとも、神様の気まぐれでしょうか。

自区の本陣に戻ってきた時、神輿の巡行に関わった方々、本陣を任されていた方々、皆で全てが無事で終われたことを「ほっ」とすると同時に喜び嬉しく、また、感謝し合います。これからも、神輿が巡行できるように頑張っていきたいと思います。

香取区